100均＋歯磨き粉でOK！プラスチック製品の傷消しDIY

プラスチック製品は日常生活でよく使われる素材ですが、うっかり傷がついてしまうこともありますよね。

買い替えるほどでもないけれど、見た目が気になる……そんなときは、実は「歯磨き粉」で簡単に傷を目立たなくすることができるんです。

しかも、必要な道具は100均でそろうものばかり！この記事では、プラスチック製品の傷を歯磨き粉で消す方法と、そのコツや注意点をわかりやすく解説します。

プラスチック傷消しに歯磨き粉が使える理由とは？

プラスチックの性質と傷がつく原因

特徴	説明
軽量で加工しやすい	持ち運びが簡単で安価
表面が柔らかい	摩擦や衝撃で傷つきやすい
日常使用に多い	傷の発生頻度も高い

カバンの中で他の物とこすれたり、机の上で引きずったりといった日常の何気ない動作が原因で、細かい傷が増えてしまいます。

歯磨き粉が研磨剤として使える仕組み

歯磨き粉に含まれる微粒子の研磨剤が、プラスチックの表面を優しく削って整えます。

以下のような効果があります：

表面の凹凸を均すことで光の反射が整い、傷が目立たなくなる
市販の研磨剤よりも作用が穏やかで扱いやすい
研磨による仕上がりの変化を確認しながら作業できる

傷消しに向いているプラスチックとNGな素材

対象になる傷のタイプとレベル

効果が期待できる傷：

表面だけの擦り傷
爪で引っかいても感触がないような浅い傷
全体的にくもって見える小傷の集合

効果が薄い・NGな傷：

深くえぐれた傷や亀裂
変色や溶解痕のある部分
経年劣化による黄ばみや変形

アクリルや透明素材への注意点

注意点	理由
磨きすぎに注意	光沢が失われて曇る可能性がある
少しずつ磨く	ムラが出るのを防ぐため
磨く前に目立たない場所でテスト	曇りや変色の確認用

透明素材は仕上がりが繊細なので、慎重に取り扱いましょう。

100均と家にある道具で準備できるアイテム一覧

100均で買える研磨ツールと代用品

アイテム名	用途・特徴
マイクロファイバークロス	傷をつけにくく磨きに最適
綿棒	細かい部分や角の磨きに便利
ゴム手袋	手の保護とグリップ向上
小型スポンジ・フェルト	広範囲の作業に効率的

代用品として使える家庭用品：

使い古しのTシャツ：柔らかくて繊維が細かい
化粧用コットン：細かい部分の仕上げに便利

**ポイント：**使用する道具は、できるだけ柔らかく、素材を傷つけないものを選びましょう。

実践！歯磨き粉を使ったプラスチック傷消し手順

作業前の準備と確認ポイント

まず最初に、作業するプラスチック製品の素材を確認しましょう。

歯磨き粉による研磨が適しているのは、軽度なスリ傷やくもりがある場合です。

対象となるのは、アクリル板やプラスチックケース、テレビやゲーム機のカバー、スマホスタンド、文房具、キッチン用品など、私たちの生活の中にあふれるさまざまなプラスチック製品です。

準備するものリスト

研磨剤入りの白い歯磨き粉（ジェルタイプやホワイトニング用は避ける）
柔らかい布またはマイクロファイバークロス
水（すすぎや仕上げ用）
ティッシュやタオル（拭き取り用）

作業に入る前に、必ず表面のホコリや汚れを取り除き、完全に乾いた状態にしてから始めることが大切です。

汚れたままだと余計なキズをつけてしまう原因にもなります。

傷消しのやり方とコツ

手順の流れ

柔らかい布にごく少量の歯磨き粉を乗せる（米粒1～2粒程度）
傷のある部分に円を描くように優しく擦る
30秒ほど磨いたら、水で湿らせた別の布で歯磨き粉を拭き取る
乾いた布で仕上げ拭きをしてツヤ感を確認する

コツまとめ（箇条書き）

力を入れず、一定のリズムで磨く
表面の状態を都度確認しながら作業を進める
一度に磨きすぎず、少しずつ段階的に行う

やりすぎ注意！NG例と失敗防止

以下のような失敗に注意しましょう：

NG例	内容
ジェルタイプの歯磨き粉を使用	研磨成分がなく、効果が出ない
アクリル素材に力を入れすぎた	表面が白く濁ってしまう
乾いた布で強く磨いた	摩擦熱で素材が変形することも

繊細な素材相手の作業なので、常に「少しずつ・優しく・様子を見ながら」を意識することが大切です。

他の方法とも比較！どれが一番キレイに消える？

コンパウンドやピカールとの違い

比較項目	歯磨き粉	コンパウンド	ピカール
研磨力	弱め	強め	中程度
安全性	高い	やや低い	やや低い
入手性	◎（100均OK）	○（ホームセンター）	○（ホームセンター）
コスト	安い	中程度	中程度

「コンパウンド」は車のボディのキズ消しにも使われる強力なアイテムで、適切に使えば高い効果が得られます。

しかし、素材との相性や使い方を誤るとダメージになる可能性があるため、慎重な取り扱いが必要です。

歯磨き粉 vs プロ用クリーナーの仕上がり比較

プロ仕様のプラスチッククリーナーの特長：

傷除去＋ツヤ出しの成分を含む
表面の保護・コーティング効果あり
高価だが仕上がりは最上級

一方、歯磨き粉は：

手軽に購入できる（100円前後）
軽度のスレ傷には十分対応
初心者でも安心して使える

用途に応じて選ぶことが、満足のいく仕上がりにつながります。

まとめ：歯磨き粉でプラスチック傷消しはここまでできる

DIYのメリット・限界・今後のケア方法

歯磨き粉による傷消しがおすすめの理由：

すぐに試せる
コストゼロ〜100円で始められる
道具が身近で揃う

向いているシーン（箇条書き）

子どものおもちゃの細かいキズ
プラスチック収納ケースのくもり取り
スマホスタンドのすりキズ消し

今後の予防＆お手入れ習慣

柔らかい布で定期的にホコリを拭く
使用後は布カバーや専用ポーチで保護
金属や他の硬い素材と一緒に保管しない

今回ご紹介した方法は、時間もコストも最小限で始められるのが魅力です。

大切なアイテムを自分の手で少しでも美しく蘇らせる楽しさを、ぜひ体感してみてください。

くらしのメモ帖

思わず試したくなる、暮らしのヒント帖